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”ずっと着ることができる” 披露宴のドレスのために

結婚式の披露宴での新郎・新婦さまの衣装、”ドレス””パンツ”の製作ご依頼をいただきました。

 

ご依頼主は、近所の『いとしまシェアハウス』の管理人であるご夫婦。
こちらでは住人の皆さんが力を合わせて「自給自足」をめざして、農業や狩猟、その他さまざまなことに取りくまれています。

今回、結婚式を福岡・糸島の海沿いで「結婚キャンプ」として開催されます。

 

テーマは【サスティナブル】そして【エシカル】。

 

新婦のご希望は「藍染」の生地。先日の『宝島染工』さまも新婦のご紹介でお伺いさせていただきました。

 

かねてから「藍染」や「絣生地」についてリサーチしていたこともあり、今回素敵なご縁だと思い「是非!」とお受けいたしました。

 

そして頂いたご希望や挙式のテーマをもとに、マクモで話し合いをしたところ。。。

 

今回、生地は糸を先染めした「絣」を、そして装飾としては「刺繍」。
スタイルとしては「ロングワンピース」そして「サロペット風パンツ」でどうかということになり、試作製作を開始。

 

生地に関しては『宝島染工』さまのご紹介で『下川織物』さまにお伺いすることに。


そちらの織元さんはなんと!『うなぎの寝床』さんの「もんぺ」の生地を作られているところでした!

新木・福山は先日の「もんぺ博覧会」以来、久留米絣もんぺの大ファン!


(工場の見学の際はもちろん『うなぎの寝床』さんのもんぺをはいて!)

 

織機の音を聞きながら下川さんのお話(糸の種類と生産実情、紡績の現状、織機の仕組み、絣をとりまく現状と目指す経営)を聞かせていただきました。

 

私たち(新木・福山)の中では、もんぺをはかせていただいて以来、この生地に惚れ込んでいたのもあり、
また生産現場を見てもう大興奮!

多くの絣生地を拝見させていただいて、その中から「藍染中濃無地」をピックアップ。
新郎新婦さまに選んでいただきました。

それはとてもとても素晴らしい風合いで、素晴らしい色の、わが国が誇る最高級品といえるものではないかと!

生地が決まったところで、「ドレス・パンツのスタイル試作」と「刺繍の図案制作」が本格的に始動です。
それぞれ、ラフはあったものの素材を目の前に、より鮮明にデザインを進めていきます。

 

仕立ては『マクモのユキコ』が福山とともに全面的に担当。

これから長く着続けることができるように、、、そんな願を込めて、いくつも試作を縫っては解いて、デザイン画も多く描いていきます。。。


(新郎・新婦さまには何度も試着をお願いしました。。)
刺繍は友人の『井口ファッション』よりULOCOさんにご協力いただきました。

こちらは機械刺繍をするミシンがあるのですが、機械とはいえやはり人の力を頼る所は大きいのです。

お預けした図案から、一針一針を書き直していきます。

その中で、光の反射の具合や刺繍の強度を作っていきます。

とても地味な作業ですが、長く使用するそして美しいものを製作するための大事な作業が裏では行なわれています。

こうして、先日より色々な方々にお願いして出来上がった”テキスタイル”が揃い、
そしてデザインも定まったところでようやく本製作が始まります。

 

【下川織物】http://oriyasan.com/
【ULOCO】https://www.facebook.com/ULOCO-243605162363830/ (Facebook)

【うなぎの寝床】http://unagino-nedoko.net/

【いとしまシェアハウス】https://www.facebook.com/いとしまシェアハウス-322011631235623/ (Facebook)

【ちはるの森】http://chiharuh.jp/(新婦さまblog)
(新木)

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